2022-03
COSMIC WONDER 「白 光の夢」展
白からはじまる光の夢
宇宙に浮かぶあなたのいろをうつして
2022年「光の夢」のコレクションが白い衣として現れます。
白い衣の中からお選びいただき、草木染め、藍染、泥染など、手仕事による自然を写した雅趣に富む美しい色彩にお染めします。
本展はSTARDUST、st company、エイティエイト、OUTBOUND、うつしき、Center for COSMIC WONDERを巡回いたします。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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4月16日(土)− 4月24日(日)
at STARDUST
4月29日(祝・金)− 5月8日(日)
at st company kiryu
5月14日(土)− 5月22日(日)
at エイティエイト
5月28日(土)− 6月6日(月)
at OUTBOUND
6月11日(土)− 6月19日(日)
at うつしき
6月25日(土)− 7月3日(日)
at Center for COSMIC WONDER
エレン・フライス 春が来た
春の訪れは、突然暗闇の中に小さな光が差し込むように、風景にあたらしい色が現れる。それはいつも地面にある黄色か紫の花から始まる。私が住んでいる地域で一番初めに咲くのは、ニオイスミレ、ヒメリュウキンカ、タンポポのいずれか。これらはまだ辺りがまだ冬景色の頃に現れる。また、ハシバミの木にぶら下がっている金色の蕾のような花もその前触れ。春の訪れ!これらの兆候が私に喜びをもたらす。まだ寒いかもしれないし、夜は凍えるかもしれない、でも紛れもなく春が近づいている。
数日後、私は小さな庭の潅木の蕾に気づき始め、細い道を車で走っていると、桜の白い花芽や、最初に咲くコーネルのとても小さな黄色い花に気が付いた。長い冬の眠りを終えて、自然の活動が再び始まり、まるでバレエのように次々と木々にやわらかな緑の葉が芽生え、新しい花やハーブが顔を出す。
先週、何百本もの水仙が群生している「水仙森」に行った。いつも何本か摘み取ることにしているが、今年は少し早すぎたようで、まだ数十本しか咲いていなかった。そこでノヂシャ、多年草レタス、タンポポなど、サラダとして食べる野生のハーブを摘むことにした。
田舎に引っ越しをして、自然や季節のサイクルに親しむようになると、その絶え間ない変化と早さに驚かされるようになる。植物は植生の変わり目に収穫して食べるのがよく、食用植物は花が育つ前、薬用植物の場合は花が開いた直後など(例えばサンザシ)、その変化の時は数週間しか続かないこともある。春の訪れと共に、またひとつ私の日々の暮らしに純粋な喜びが生まれ、嬉しくなる。これから夏の終わりまで、キッチンのテーブルには花瓶に生けた新鮮な花々をいつも飾ることができる。
2022年2月
エレン・フライス
Photography: Elein Fleiss
New arrival COSMIC WONDER 光の夢 大麻紗布と有機栽培綿の衣
「光の夢」セカンドコレクションが3月5日(土)よりはじまります。
淡く優美な色彩を重ねた風雅な大麻の紗布衣、肌触りの優れた日々の有機栽培綿衣。
色は墨と琉球藍による墨山原藍、黎明、甘露、芙蓉、白など。
みなさまのご来館をお待ちしております。