Exhibitions
特別展
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎
お水え いわみのかみとみず
会期:
2016年8月24日(水)− 9月19日(月・祝)
開館時間 10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
休館日 毎週火曜日
場所:
島根県立石見美術館 展示室C
(島根県芸術文化センター「グラントワ」内)
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原始のころより重なる宇宙と人とのつながり。
石見とそこに隣接する山陰道に湧き出ずるそれらの印象をすくいあげ
原像に寄り添い古代の伝説を紐解くように海の磐間に反照する。
石見にある小浜海岸、その入江に小さなお水え堂を建て
鎮守の海に「お水」を点てる。
石見の土による水瓶と水碗、隠岐の木と黒曜石で作られた玉ノ箱、
山と海と川から自然を授かり形作られた数々のお水えの道具。
伝承の巧、石州の紙漉師と手がけた和紙でしつらえる紙衣を纏う。
古からの声が響く石見の地を依りしろに、永遠の今を軸に天と地を結ぶ。
原始と古代、かみと人の歩みを見つめる
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎の宇宙観「お水え」。
*「お水え」ー 湧き水を飲む会
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎
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島根県西部に伝わる石州和紙を題材に「地域資源の活用」および「地方とファッション」について考えるワークショップの関連企画。講師として講師として招聘するCOSMIC WONDER主宰で現代美術作家の前田征紀と、工藝デザイナーの石井すみ子による美術ユニット「工藝ぱんくす舎」が、石見や島根の風土や素材から着想して制作した作品や、それを用いて執り行われるパフォーマンス「お水え」の様子を、インスタレーションで紹介します。COSMIC WONDERによる石州和紙を用いた新作衣裳も展示されます。
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写真: 長島有里枝
題字: 石井直人
COSMIC WONDER
いずくにか古の衣のように
古代諸国の仕事着や大陸の儀式衣装、地学的歴史を印象づける自然布まで、古の光景と素材美を辿りかたちづくられた意匠の収集で構成。
手績み手織りの苧麻布や葛布、緑の楮和紙など希代な手仕事をはじめ、大麻布、有機栽培麻布、自然栽培綿布、有機栽培綿布、純毛布、草木染めを用い、古から長きにわたる用の美を重ね合わせ、新たな意匠を展開します。
瑞々しい旋律の音色を奏で、あたらしい光を照らす、いまここに。
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このたびのリリースを記念しまして、Center for COSMIC WONDERでは、レセプションを行います。
古の衣をイメージしました御菓子「すみころものお古子」をご用意しております。
COSMIC WONDER主宰 前田征紀 在廊いたします。
同日より、奈良県明日香村の集落で制作されている、田中茂雄さんによる李渓窯の陶芸作品を販売いたします。
日時:
8月6日(土) 午後12時 − 午後5時
会場:
東京都港区南青山5−18−10
午前11時 − 午後7時
臨時休館日:
8月1日(月)− 5日(金)
8月15日(月)
*8月より、水曜日も休まず開館いたします。
川合優
椅子展
縄文時代につくられた腰掛けをみていると、それは今私たちが使う、「つくる」という言葉ではなく、食べる、寝る、などと同深の意識により出来上がったもののように感じます。
現代社会の行き過ぎたものづくりと、いつの間にか欠けてしまった何かを見つめる機会になればと思います。
川合 優
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会期:
2016年7月23日(土)− 31日(日)
*7月27日(水)は休館
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 − 午後7時 | 休館日: 水曜日
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ワークショップ「ひのきとい草のスツール」作り
お申し込みの1名または1組ごとに、ひのきとい草のスツールを1脚作りお持ち帰り頂きます。
日時:
7月23日(土)、24日(日)
午前11時 − 午後6時
定員:
一日 4組限定 (定員に達したため募集は締め切らせていただきました。)
*個人でのお申し込み、または 2〜3名を1組としてご参加いただくことができます。
参加費:
1組 19,000 円(別途 一名1,000円の保険料が必要となります。)
お名前、メールアドレス、電話番号を明記の上、下記までお申し込みください。
press@cosmicwonder.com
COSMIC WONDER
琉球藍
多くの時と人の手を介し、紫紺に彩られるCOSMIC WONDERの琉球藍。
この夏の琉球藍の衣とCenter for COSMIC WONDER 限定の琉球藍の自然布角袋を 一堂に介し、披露いたします。
深く青々しい初夏の衣をお手にとってお楽しみください。
会期:
2016年6月24日(金) − 7月12日(火)
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 − 午後7時 | 休館日: 水曜日
藍は世界最古の染料といわれ、日本でも古来より用いられてきた。
平安時代の延喜式では、藍にいくらかの黄檗をまぜた緑がかった青色をそう示したが、そののち海のような深い青を藍とよび、江戸時代には当時普及しはじめた木綿に 染め重ねることで生地が丈夫になると生活に浸透し、庶民の衣に欠かせない色となった。
沖縄で栽培される琉球藍は、山藍ともよばれるキツネノマゴ科の植物で、藍葉は年に二度刈り取られる。藍葉を、水に浸し泥状に沈殿させつくられるこの伝統的製法は、あざやかな紫紺の発色をもたらし、古くは琉球織物の紅型にも、染め伝えられてきた。緑色の藍の葉から数ヶ月の月日をかけ、多くの手と時間をかけ生み出される藍の青。香り高い藍は、沖縄の風土に親しまれ、県北部を中心に各地で生産がなされていたが、現在、伝統をうけつぐ国選定保存技術者は伊野波盛政氏ただ一人となっている。
四季ある地に根を張る植物の躍動に、人の手がよりそう深い営み。
自然と人が環に在り創造する藍色は尊い宇宙の神秘といえる。
荒井智哉
刳りもの展
会期:
2016年6月11日(土) − 6月19日(日)
6月11日(土)・12日(日) 作家在廊いたします。
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 − 午後7時 | 休館日: 水曜日
荒井 智哉
1983年大阪生まれ。芸術を志し上京、23歳より木を彫りはじめる。
2007年、高知に移住。四万十の山間に住み制作と暮らしをいとなむ。
山々の野生が重なる四万十のいのちの息吹を根源に、その地の中で生きいとなむ荒井智哉。 荒井の刳りものは、古人が山籠りの季節に生業につくる素朴なものに見紛うものもあれば、新たな光彩を放つ造形の奏でを織りなす。それは、脈々と連なるいのちの旋律のように在る。 青青とした田、かえるの鳴き声につつまれる日本の初夏、荒井智也の刳りものをご高覧くださいませ。
渡辺 隆之
やきもの展
土から木が生える
川を水が流れる
それを集めて形をかえる
木は火になって土を焼く
土は焼かれて白く光り溶けはじめる
冷えて固まったやきものがのこる
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渡辺隆之は、南伊豆の海にほど近い里山の村で窯を構え暮らす。 木々に囲まれた静謐な作業場の空間は、古窯のような佇まいを超え、精神的なあらたな周波を響かせている。 溶岩質の土を地層から採掘して成形する渡辺は、 穴窯という装置で木の性質を火に変え土に与える光景が最も美しいと言う。 土は一連の現象により、やきものという記憶になる。
会期:
2016年5月21日(土) − 5月29日(日)
5月21日(土)・22日(日) 作家在廊いたします。
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 − 午後7時 | 休館日: 水曜日
COSMIC WONDER
「八角心花 貫頭衣から」展
COSMIC WONDER「八角心花 貫頭衣から」展を各地にて開催いたします。
古代の貫頭衣から諸國の仕事着まで、素朴な衣から直感を受けた意匠の収集で構成。
有機綿布をはじめ、自然布、工藝、草木染めなど希代な手法の組み合わせをご高覧ください。
[ 開催予定 ]
STARDUST (京都) 3/25 – 28
新宿伊勢丹 メンズ館2F (新宿) 4/6 − 12
EIGHTY-EIGHT (綾川) 4/15 − 24
かぐれ (丸の内) 4/29 − 5/8
ANTENNE DEUX (高崎) 5/3 − 4
POST IN TIME (前橋) 5/5 − 6
PENNY RAIN (桐生) 5/7 − 8
OROBORO STORE (New York) 5/13 − 29
OUTBOUND (吉祥寺) 5/13 − 16
OU (名古屋) 5/19 − 23
URBAN RESEARCH DOORS (南船場) 5/20 − 29
URBAN RESEARCH DOORS (豊洲) 5/20 − 29
エムエム・ブックス みの (美濃) 5/28 − 6/5
にほんくらし籠
日本の風土と古からの用が重なり、くらしの記憶が宿る籠。
わたしたちは、その手道具の楚々とした質朴な表情に惹き付けられます。人の手業で作られるそれは、自然と人との関わりから生まれた里山での生業です。その在り方から現れる昭然たる美しさに源流の心象を重ねあわせます。
本展に際し、日本列島各地(秋田〜鹿児島)を訪ね、くらしの手道具として籠作りをされる職人の方々に、様々な用途の籠を制作していただきました。現代と古を繋ぐ生動をたずさえた日本の籠、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
開催の初日3月19日(土) 、20日(日)、2015年度 日本民藝館賞を受賞された通草籠職人・中川原信一氏に制作実演いただきます。
会期:
2016年3月19日(土) – 4月3日(日)
会場:
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 – 午後7時 | 休館日: 水曜日
にほんのいし
日本を源とする、侘び寂びのある鉱石の収集から。
山河、あめつち、その響が聞こえるような、
自然の悠久から今ここにひかるにほんのいし。
日本各地で採掘された水晶をはじめとする原石と原石を使ったアクセサリーを展示・販売。
岩手の両錐水晶、山梨のススキ水晶、長野の緑水晶や日本式双晶、奈良天川のガーネット、滋賀のトパーズなど。
風雅な枯れたいろどりが、野生の記憶をつたえてくれる。
会期: 2015年10月10日(土) − 11月1日(日)
会場: Center for COSMIC WONDER
東京都港区南青山5-18-10
午前11時 – 午後7時 | 休館日: 水曜日
COSMIC WONDER
かみのひかりのあわ 紙衣
巡回展
COSMIC WONDER「かみのひかりのあわ 紙衣」が各地で巡回展を開催いたします。
手漉き和紙でつくる紙衣を中心に、有機綿布や純毛の草木染め、昔ながらの技法で継承される絣や工藝など、 悠久と今をひとえに重ねる意匠の品々が並びます。
[ 開催予定 ]
かぐれ (大阪) 9/5 – 15
URBAN RESEARCH DOORS (南船場) 9/19 – 29
CIY (盛岡) 10/3 – 12
STARDUST (京都) 10/10 – 18
OUTBOUND (吉祥寺) 10/21 – 11/2
かぐれ (丸の内) 10/24 – 11/1
エムエム・ブックス みの (美濃) 11/7 – 15
伊勢丹新宿 メンズ館2F(新宿) 11/11 – 24
OU (名古屋) 11/17 – 23
PENNY RAIN (桐生) 11/20 – 21
POST IN TIME (前橋) 11/22 – 23
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎
『かみのひかりのあわ 水会』展
Photography by Yurie Nagashima
卯月の空が開けた日、「かみのひかりのあわ 水会」が寂寂たる杉の森で行われた。
紙衣をまとったCOSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎の一門が、そこに水会の空間を作り、
いくらかの客人を引き入れ、山の麓から湧きたつ水を供し、
紙漉の話、かみにまつわるパフォーマンスを見せた。
それは、かみのひかりのあわにいたるまでのかみの旅を、感覚を通し展開させる水会であった。
かみのおとにこころ清し、水の碗に山を写す、野桜の花弁が間に舞い降りた。
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎
『かみのひかりのあわ 水会』展
会期: 2015年8月2日(日) – 9月6日(日)
*定休日: 水曜日 (臨時休館日: 8月13日(木) – 14日(金))
会場: Center for COSMIC WONDER
開館時間: 午前11時 – 午後7時 (映像作品の上映時間: 午後4時 – 7時)
入場無料
COSMIC WONDER
工藝ぱんくす舎 Kogei Punks Sha
前田崇治 Takaharu Maeda
石井直人 Naoto Ishii
川合優 Masaru Kawai
長島有里枝 Yurie Nagashima
志村信裕 Nobuhiro Shimura
企画: Center for COSMIC WONDER
協力: gallery 白田
本展において、長島有里枝による写真、志村信裕によるフィルムスチールで構成された特別記録「かみのひかりのあわ 水会」を250部限定で刊行いたします。(工藝ぱんくす舎による大麻紙に活版ドローイング付き。)
[ Center for COSMIC WONDER / gallery 白田 刊 ]
かみのひかりのあわ
水会
開催日時: 2015年4月26日(日) 11:00 / 14:00 / 16:00
場所: gallery白田の森 (京都府船井郡京丹波町森山田7)
定員: 24名 (各水会8名) 要予約
参加費: 無料
お申し込みはメールでお願いいたします。
住所、氏名、電話番号、希望時間をご記入ください (4月15日 締切)。
抽選で当選した方にご返信させていただきます。
お申し込み: dokkatouyu@ybb.ne.jp
独華陶邑 | gallery 白田
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芸術監督:
COSMIC WONDER
前田征紀
石井すみ子
席主: 工藝ぱんくす舎
半東: 新道 牧人、安田都
紙漉師: 前田崇治
紙衣: COSMIC WONDER
土器: 石井直人
木道具: 川合優
写真: 長島有里枝
映像: 志村信裕
企画制作: gallery白田、COSMIC WONDER